kotorioさんのきれいなモノ探し

パリのファッション、ライフスタイルをつぶやきます

ロンドン「アズディン・アライア:ザ・クチュリエ」展 その1

「King of Clingこだわりの王」と呼ばれた巨匠クチュリエが他界したのは、昨年11月。

アライア自身が亡くなる直前まで取り組んでいた展覧会「アズディン・アライア:ザ・クチュリエ」が、ついにロンドンのデザインミュージアムでスタートしました。

ãã­ã³ãã³ã§ã¢ã©ã¤ã¢å±ãéå¹ï¼ ãã¡ãã·ã§ã³ããæããããç°ç«¯ãã¶ã¤ãã¼ããã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

「アライアは、ファッションの世界において他のデザイナーとは一線を画す存在。

残された我々はこの展覧会を単なる回顧展とするのではなく、特別なものしたかった」

ミュージアムの共同責任者であるアリス・ブラックさんの言葉です。

パリを拠点に活動していた彼は、業界の慣例に決して迎合しない人でした。

そのひとつが、伝統的なカレンダーに沿って開かれるファッションウィークでの発表。

準備が完璧に整ったと思った時点でしか、コレクションを発表しませんでした。

クラフツマンシップに過剰なまでのこだわりを持っていた完璧主義者のアライアは、

デッサンからパターンメイキング、型紙の裁断、生地の選択、立体裁断、そして仕立てに至るすべての工程を、すべてひとりでやることにしていました。

彼がデザインする彫刻的なドレスそのものも然り、そして、

そのデザイン方法もまた常識を覆すやり方だったといわれています。

彼は他のデザイナーのように抽象的なデザイン画を立体に落とし込むのではなく、

女性の身体の上で直にデザインを行ないました。

ãã­ã³ãã³ã§ã¢ã©ã¤ã¢å±ãéå¹ï¼ ãã¡ãã·ã§ã³ããæããããç°ç«¯ãã¶ã¤ãã¼ããã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

アライアの長年の友人、インダストリアルデザイナーのマーク・ニューソン

「いつもマネキンが置かれていた。究極の職人であり自らミシンをかけていた」
といいます。

新しい技術にも貪欲だったアライアは、信頼を置くフィレンツェのシルビア・ボッケーゼのニットウェア・ファクトリーと共同で、ニットウェアの新しいテクニックを開発しています。

生地に玉虫色のような輝きを出すため、ガラスの粉を用いることも。

1990年代半ばにヴィオネ(VIONNET)のバイアスカットがトレンドになるより早く、

彼はその技術を駆使した実験を行なっており、珍しいレーザーカットやプリーツ技術を

巧みに採り入れていました。

一見シンプルに見えるデザインの下には、技術的に複雑で精密な構造が、

多層的に織り込まれていたのです。

アライアのドレスを愛用した女性たち——

グレタ・ガルボ、マリー・エレーヌ・ドゥ・ロスチャイルドグレース・ジョーンズ

マドンナ、ミッシェル・オバマナオミ・キャンベルなど。

アライアのデザインは単なる「セクシー」を超越するものでした。

それは同時に、女性たちに力を与え、強調し、女性たちを解放するものでした。

                ーーーーその2へ続く。

The Design Museum 224-238 Kensington High Street, London W8 6AG
Tel./ 44 20 3862 5937

Azzedine Alaïa: The Couturier - Design Museum